上野散策~下町風俗資料館まで行ってみる

美術館から出て、上野公園を散策してみました。

交番が見えてきました。
私、交番とか公衆トイレとか、ちょっとした小さいものが好きなんですよね。
公衆トイレの設計は一度経験したから、今度はKOBANをやりたいな。
でも、本当に設計したいのはラブホテル。

なんかいいと思いません?
こんな小っちゃくて、遊び心のあり建築物は他にはないと思いますよ。
どこかの自治体さん、どうか私に指名をくださいませ。

向こう側には上野動物園がご覧いただけます。
今回は行かなかったのですが、落ち着いたころ行くことにしましょう。
(って落ち着くこと、あるのかな)

行く道筋に公衆トイレの姿が。
別にどうってことないけど、つい、写真を撮ってしまいますね。

上野大仏、受験のご利益があるそうですが、娘が中三ということで高校受験のために行こうかと一瞬迷いましたが、ここはやっぱり本人が参拝するのがいいと思い、やめました。
内心は長い階段(そんなに長くない)に気後れしただけです。

清水寺ではないけれど清水観音堂あります。
東叡山寛永寺の清水観音堂です。その向こうに西郷さんが居るようです。

目の前にせせらぎが・・・なんだか涸れているのかな、というように見えました。

ずっと歩いていくと公園も端の方になってきて、一般商店もちらほら。雰囲気も変わります。

不忍池です。向こう側に弁天堂が見えますが、高いビルの方が目に入り、なんじゃこりゃの世界。

ここに何ともいえないレトロな趣の建物を発見。
下町風俗資料館です。入ることにしました。

ちょっとしたお茶屋さんでもあるかなと期待していたんですが、資料展示だけでしたね。(当たり前っしょ!)

これがパンフです。

下町風俗資料館のパンフ

初めに目に入ったのが、この公衆電話ボックス。自働電話って何よ!と現代人なら突っ込みたいところ。
真っ赤なのが目を引きます。

奥の方には鼻緒やさんがあります。
鼻緒だけで生計が立てられるほどだったんだ、と妙な感覚で感心。
日常的に取り換えるほど必需品だったんでしょうね。

おっ、珍しい~箱階段だ~と喜んだのもつかの間。登っちゃいけないんだと。

人力車も展示してありました。これも乗ってはいけません。惜しいな~この辺り、もうちょっと芸が欲しいところ。

向かいにはかまどや井戸が再現されていますが、もちろん水は出ません。

昔の裏通りという感じかな。懐かしい感じがします。今の建築基準法ではアウトですね。(ひとこと多い!)

2階へ上がると、昔のおもちゃが展示されていて、手に取って遊ぶこともできます。けど、説明を読んでも思ったように遊べない・・・・指導員が必要なようです。

展示物はいろいろありましたが、ひとつひとつ見ると解説が大変です。是非、ここで見学してください。

銭湯の番台があります。実際に使っていたものだそうです。なんだか体重計が懐かしい。

あらあら、今ではなかなか見ることが出来ない足踏みミシン。そして白黒テレビ。画面ってこんなに小さかったんだ。

台所も当時のまま再現。システムキッチンなんかないもんね。私が住んでいたアパートはタイル張りだったから未だ近代的かも。

けど、トースターや魔法瓶、炊飯器はかなり近代的な気がする。幼いころの自宅ではお釜もありました。(今も実家にはあります)
だから自慢じゃないけど(自慢です)私は水加減の記されていないお釜で手分量で水加減し、コンロでご飯を炊くことができます。ああ、このワザ、子どもたちに伝えなきゃ。

様々な代用品ということで、はまぐりのおたまなどが展示されています。
そういえば、昔の沖縄ではコーラの瓶で作ったコップなどが日常つかわれていましたね。どこかで展示していないかな。

昭和に生きた世代が心躍る資料館でした。
この時代は東京であっても沖縄であっても流れる空気は一緒なのかもしれません。

紙芝居や伝統工芸の実演なども開催しているようです。

詳細は下町風俗資料館のホームページをご覧ください。
http://www.taitocity.net/zaidan/shitamachi/

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