研修参加してきました~第二部報告

ということで続きです。
前回のお話 ⇒研修参加してきました~第一部報告

目的地の目印はコレです。
全く何が目的かわかりませんね。(^▽^)/

目指すところはビーチなんですが、入口は全く見えません。こんな小さな看板が「もしかしてここはビーチ?」とかすかに思わせます。

そして、国道沿いにぽつんと建物があります。
実はこれがトイレなんですが、ここに入ったMさんからは「ハエがすごかった」そうです。
ま、無いよりはいいということですね。

先ほどの、入り口はあえて載せませんが、草木の茂った一見して判らないところを潜り抜け(トトロの世界?)ビーチに出ます。
やっぱりビーチはキレイ。

しかも、この日は大潮。引き潮なので、いつもは海の部分も見えています。岩に海藻が付いているのが判るでしょ
。普段はここまで海なんですよ。

さて、私たちが何を目的にビーチへ行ったか想像できるでしょうか。
正解は地層です。

地層って平たいところに薄く何層も水平にあるってイメージしませんか?
もちろん、そのような地層もあるのですが、そんな素直な地層だけでなく、ぐにゃっと大きく曲がったり、垂直に層が見えたりするのもあります。

今回、女性部長の津嘉山由美子氏が講師を勤めました。
由美子部長にそんな一面があったなんて知りませんでした。

この曲がった地層のことを褶曲と言います。地球の造形です。見事でしょう。

なぜそれができるかというと、
海の底で堆積した地層が、地殻の変動などで圧力を受け、盛り上がったり、引っ張られたり、押しつぶされたりするからです。

ですから、この地層をみると遥か大昔の地球の息吹を感じます。

地球の年齢は約46億歳。太陽が生まれてすぐに地球も誕生しました。
日本列島や沖縄も2~4億年ほど前にできたとされています。
それに比べると人類は約10万歳。まだまだ赤ちゃんですね。

ちょっぴり赤くなっているところは鉄分が酸化(つまりサビ)したものです。
その他、石英のキラキラしたものも見えたりします。
もしかしてダイヤモンドが埋まってないかと目を凝らしましたが、無いようです。

固い柔らかいによって、浸食風化の度合いが変わります。
人為的に削り取ったわけではありません。

この、まるで左官工事を行ったような模様。
そう記載するにはもちろんのこと、自然が作り出した模様です。

縦長に線があるのも地層。

玉ねぎの皮がむけるように何層かが削られているのを玉ねぎ風化と言います。
気にもしていなかったんですが、結構多くの場所で見られます。
ホント、さりげなく見逃していたんだなぁ。

小さなポットホールを見つけました。
これは、ちょっとした窪みに石(岩)が入り、水流などで流されてゴロゴロしているうちに窪みを削り、石は石で丸くなっていくのです。何万年もかけていろんな造形をつくるんですね。

マグマのようだな、と思っていたら、やはり火山が噴火した溶岩が固まったものだそうです。

ブルトーザーが通った跡かのような自然の造形。
不思議としか言いようがないのです。

さて、向こう側に見えるのはゴジラの肉球。(と私が名付けました)
あれ?この正体を由美子部長に説明してもらったんだけど、忘れちゃった。
今度、聞いておきます。

ゴジラの肉球はボコボコとその存在感をアピールしています。

上に乗っかってみました。当然ながらビクともしません。

水の底にも肉球が沈んでいます。

さて、このように、地層の上に樹木が生えているところも多くあります。

木の根っこは、隙間を探してどこまでも伸びるので、実際はいつ岩が崩れるか判らないので危険だそう。
とはいえ、自然の成すことに文句は言えないし。

地層を見たその後は横張のタイルを見て「あ、地層だ」と勘違いするほど病気になってしまいました。
やばいなぁ。私、今後、建築現場でちゃんと判断できるか心配になっています。

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